ターミナルケア(終末期医療)とは、病気や老衰により余命わずかと
診断された方が残りの人生を自分らしく充実したものにできるよう
無理な延命治療を行うのではなく、痛みや苦痛の緩和、
心のケアを中心に行う看護のことです。
「人生の最期は住み慣れた自宅で迎えたい」と願う方は多くいらっしゃいます。
自宅で家族に囲まれながら日々を過ごすことは大きな精神的支えとなり、
死への恐怖や苦しみを乗り越え、
穏やかに自分らしい最期を迎える手助けになります。
訪問看護でのターミナルケアは、
ご利用者様の身体的・精神的苦痛を和らげることはもちろん、
ご利用者様を看取るご家族に対しても十分なケアを行うことで、
最期の時を迎える皆様に寄り添い、できる限りのサポートをいたします。

家族看護の重要性

ご家族を看取る、ましてやそれがご自宅でとなると、ほとんどの方にとって初めてのご経験かと思います。そのため、心配や不安を感じてしまうことは当然のことです。ご利用者様の病状が進行していくと、意識がぼんやりとしてくることが多くなり、コミュニケーションが取りづらくなります。ご家族の皆様は、事前にご利用者様ご本人の意思を確認しておくことが大切です。もし、ご本人の意思を確認することが困難な場合は、今後の療養の方針について医師や看護師、ご家族の皆様で決めておくことが重要となります。

最期の時が近づくと、例えば呼吸のリズムが乱れ、同時に肩や顎が動いて苦しそうに見えることがあります。ご家族は見ていて辛く感じられるかと思いますが、実際には身体の衰弱から起こる自然な動きであり、苦しさは少ないと見られています。

このように特有の変化が生じた時、ご家族は慌てて救急車を呼んでしまったり、大変不安なお気持ちになられるものです。しかしそれらは自然の変化であり、ゆっくり見守ってあげることがご本人の望む最期であることもあります。今後どのような変化が生じ得るのか、その時どのように対応すれば良いのか、どうすればご本人の意思を最も尊重するかたちで見送ってあげられるのか。前もって考え、心の準備をしておくことで、ご本人も、ご家族の皆様も気持ちよくその時を迎えることができると考えています。

特にターミナルケアを受けるご利用者様のご家族には、
例えばこのようなお気持ちを感じる方もいらっしゃいます。

このようなお気持ちは当然のことです。

おひとりで悩みを抱え込んでしまうと、不安やストレスからご家族が体調を崩されてしまうことも考えられます。おひとりで考え込まずに、私たち訪問看護師にいつでもご相談ください。ご利用者様への対応について、すべてをご家族のみで決めていただく必要はありません。ご利用者様が以前に望まれていたことについて、一緒に相談しながら一番良いと思われることをしていきましょう。

ターミナルケアのサービス内容

  • 痛みの緩和(鎮痛剤の投与やマッサージなど)
  • 利用者への精神的ケア
  • グリーフケア(家族への精神的援助)
  • お看取り(ご臨終前後のケア)

みずほ在宅支援クリニック 院長
家田秀明先生

超高齢社会の日本では2025年問題として言われる高齢者問題が財政悪化も絡まって、医療・介護政策が大きく変わりつつあります。厚労省は社会保障の充実と財源確保を目的に、社会保障と税の一体改革を掲げ、病院病床削減と在宅医療の推進、地域包括ケアを推し進めています。医療・介護・生活・住まいの見直しを図り、一体的に提供できる地域包括ケアでは中学校区の日常生活圏で30分以内に必要なサービスが整えられるような整備に着手していますが、地域包括ケアを推進するうえで、在宅医療の充実・良質な医療介護福祉の提供は非常に重要な鍵であると考えます。急性期のがん拠点病院で末期がん患者さんの緩和ケアに2000年から関わってきましたが、ここ数年で社会・医療の動向に合わせて緩和ケアも大きく変化したと感じています。
緩和ケア病棟においても、ゆったりと心のケアを行いながら良質な最期の時間を過ごすことは難しくなっており、住み慣れた療養場所で質の高い医療をなしえるかに移っています。しかし一部の地域ではがんの痛みやこころの悩み、サポート体制の不備のため、まだまだ在宅が困難なところがあります。みずほ在宅支援クリニックは、私たちの誰もが安心して最期まで過ごせるようにしていきたい、そんな社会にしたいという思いをもって開業いたしました。
志を同じくするアキューネットあつたのスタッフの皆さまと、微力ながらもご利用者さま、そして社会へ貢献していきたいと考えています。

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