夏本番となる7月。大人も子どもも待ちに待った夏休みシーズンの到来です。長い休みを利用して、遠方に出かける計画のある方も多いのではないでしょうか。
ロングフライト血栓症は、文字通り長時間のフライトに伴って起こる病気で、「エコノミークラス症候群」とも呼ばれていますが、
エコノミークラス以外の席でも起こりうることから、日本旅行医学会により「ロングフライト血栓症」と呼ばれています。
航空機内は非常に乾燥しているため、体から水分が失われやすく、血液の粘度が増して血栓がより作られやすいと考えられていますが、
長時間の自動車や列車、船舶での移動やデスクワークの際にもまれに起こることがあり、同様に注意が必要です。
「ロングフライト血栓症」とは、長時間のフライトが原因で起こるこれらの血管病の総称です。
時に命を奪うこともあるロングフライト血栓症ですが、ちょっとした心がけで発症のリスクを下げることができます。
下記の予防策をしっかり講じて、夏の旅を快適に楽しく過ごしましょう。
ロングフライト血栓症 7つの予防策
・2~3時間ごとに歩く
・座席に座ったままで、かかとやつま先の上下運動と腹式深呼吸を1時間ごとに3~5分行う
・水分を摂る
・ゆったりした服装にする
・血行を悪くするので、足は組まない
・不自然な姿勢で寝てしまうため、睡眠薬は使用しない
・女性や高齢者は、通路側(アイルサイド)に座る