暮らしの情報 8月5日 知って守ろう!心筋梗塞

心臓は「心筋」と呼ばれる筋肉でできており、心筋に酸素や栄養を運ぶ太い動脈を「冠動脈」といいます。
冠動脈の内部が、動脈硬化(血管が弾力を失い、もろくなる状態)などの影響で狭くなったり塞がったりしてしまうと、心筋に酸素や栄養が届かなくなり、狭心症や心筋梗塞といった心臓病を引き起こします。
冠動脈の内腔が狭くなり、血流が流れにくくなった状態が「狭心症」。そして、狭くなった冠動脈の動脈硬化がさらに進み、血栓によって血流が途絶えてしまうのが「心筋梗塞」です。

喫煙習慣や肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、心筋梗塞の危険因子として知られています。該当する人は、こまめな水分摂取はもちろん、下表を参考に、できることから生活習慣の改善を始めてみましょう。

  • 喫煙者は禁煙する
  • 塩分、糖分、脂肪分を控えめに
  • バランスのよい食事をとる
  • 適度な運動(しっかり歩く)
  • ストレスを避けたり上手に解消し、規則正しい生活を
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などの生活習慣病の早期発見を心がけて定期的な健康診断の受診を

時に命にかかわる心筋梗塞は、症状に早めに気づいて対応することが何より大切です。
心筋梗塞は冬季に多く発症する傾向があることが知られていますが、連日厳しい暑さが続くこの時季にも油断は大敵。暑さでたくさん汗をかくと、体内は水分不足となり、血液が濃縮されて血栓がつくられやすい状態になり、特に高血圧や糖尿病、メタボリックシンドロームなど動脈硬化のリスクが高い人では、心筋梗塞につながることがあるのです。

8月10日は、暑い夏の一日が「こころとからだの休日」となるよう願って制定された「健康ハート(810)の日」。暑さが心臓への負担をまねくこの季節こそ、「ハート(心臓)」の健康を振り返る機会にしてみましょう。

 

 

暮らしの情報 7月22日 冷えによる体調不良から身を守ろう

冷え症は寒い時期の代表的な症状ですが、夏場では服装や食事が「冷え」に対して無防備になりがちで、低めの温度のエアコンや冷たい飲み物、食べ物などにより、体温の低下や血行不良を起こす人が多く見られます。

梅雨明け後、本格的な夏に入ると、体に疲れが溜まりやすくなるうえ、昼夜の気温変化も激しくなります。季節の変わり目には、しっかりとした体調管理をしないと「冷え」による思いがけない体調不良につながります。
エアコンを長時間使用していると、自律神経系の交感神経が働き、体温を体の中から逃がさないように血管が収縮します。このため血流は悪化して、冷え症を起こすのです。また、自律神経の乱れは、他にも基礎代謝や新陳代謝を低下させてしまいます。

冷えから身を守るためには、体を温め、血行を改善することが大切です。下記のポイントを参考にして、健康維持に努めましょう。

  1. 首、手、足から冷えるので、その部分の保温をしっかりとしましょう。
  2. いつまでも夏用の寝具・パジャマは使わないように注意しましょう。
  3. エアコンの使用は暑い日だけにして、設定温度も高めにしましょう。(外気との温度差は5度以内に)
  4. ウオーキングやストレッチなど軽い運動を心がけましょう。
  5. 38~40度くらいのぬるめの湯でゆっくりと半身浴をして、体の芯から温めましょう。
  6. 十分な睡眠をとりましょう。

 

 

暮らしの情報 7月8日 旨みや風味を味わって、塩分カット

塩分を摂りすぎると、私たちの体は体内の塩分濃度を一定に保とうとして血液中に水分をとり込み、血液量を増やします。すると心臓はより多くの血液を送り出すことになり、血管壁にかかる圧力が上昇し、血圧が高くなってしまいます。血圧が高い状態が続くと血管や心臓にかかる負担が大きくなり、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる動脈硬化のリスクも高めてしまいます。

減塩の大切さはわかっていても、「減塩食はおいしくない」「長続きしない」という人もいるかもしれません。しかし、ちょっとした工夫で塩分をカットすることができます。

  1. 新鮮な食材を用いる(食材の持ち味で薄味の調理)
  2. 香辛料、香味野菜や果物を利用する(コショウ、七味、ショウガ、柑橘類の味を組み合わせる)
  3. 低塩の調味料を使う(酢・ケチャップ・マヨネーズ・ドレッシングを上手に使う)
  4. 具だくさんの味噌汁とする(同じ味付けでも減塩できる)
  5. 外食や加工食品を控える(目に見えない食塩が隠れている)
  6. つけものは控える(浅づけにして、できれば少量に)
  7. むやみに調味料を使わない(味付けを確かめて使う)
  8. めん類の汁は残す(全部残せば2~3g減塩できる)

 

以上を踏まえ、自炊をする際は、新鮮な食材の持ち味を活かし、むやみに調味料を使わないようにしましょう。調味料を減塩タイプのものに切り替えてみる方法もあります。
また、外食の際は、どうしても味付けが濃くなりがちなので、食べるときに追加でしょうゆやソースをかけることは避けましょう。さらにめん類を食べる際は、必ずスープは残すように心がけましょう。

 

暮らしの情報 6月24日 睡眠はとれていますか?

朝の目覚めがよいかどうかで、睡眠の質がわかります。その一方で睡眠時間は、一人ひとりの目安となります。なぜなら睡眠時間には、遺伝子レベルで個人差があり、短いタイプ(ショートスリーパー)と長いタイプ(ロングスリーパー)があるからです。むしろ、8時間眠らないとダメと思いこむことが睡眠不足への不安となり、不眠症を作ることにもなります。

下記、睡眠不足になりやすい原因と対策を参考に、質の良い睡眠がとれるよう心がけましょう。

1. 環境要因
車の音やアパートの騒音、室温や湿度、寝具(枕の高さや布団の固さ、清潔さ)、照明など、日常の環境要因で眠れないことがよくあります。情緒的に落ち着かないときは普段は気にならない環境に敏感になりがちですから、要注意です。

2. 不安や心配ごと
心配事が沸いてきて、寝付けないことがあります。ほとんどは一時的なことですのでたいていの場合は数日で眠れるようになります。

3. 病気が原因
ぜんそくや、夜間のかゆみ、痛みが有る場合、また、糖尿病などの生活習慣病でも不眠が起こることが有ります。主治医によく相談しましょう。

4. ストレス
対人関係で生じるストレスは、精神疲労を起こしやすく、徐々に心を病んでしまうことがあります。ストレスを避けることよりうまく付き合っていくことができるとよいでしょう。

5. 心の病
うつ病やうつ状態、不安神経症、幻覚や幻聴を伴う統合失調症などの初期症状に、数週間の不眠が現れることがあります。夜中に途中で目覚めたり、朝かなり早い時刻に目が覚めてしまうのが特徴です。専門の精神科への受診が必要です。

6. その他
寝る前のコーヒーやタバコなどの嗜好品、パソコンやテレビなどの視覚刺激は寝付きを妨げます。また、寝る前の睡眠薬かわりの飲酒は、熟眠を妨げ睡眠の質が悪くなり疲れがとれにくいためやめましょう。
不規則な勤務の場合はとても難しいですが、できるだけ同じ時刻に床につくよう整えましょう。

 

暮らしの情報 6月10日 歯の健康を守ろう

6月4日から10日は『歯と口の健康週間』です。この機会に自分の歯の健康管理を見直し、むし歯や歯周病の予防に努めましょう。また、すでにむし歯や歯周病にかかっている人は、そのまま放置せずに歯科医の治療を受けましょう。
歯を失う原因のほとんどは、むし歯や歯周病によるものです。中でも、歯周病は糖尿病や心臓病と深くかかわっているのをはじめ、全身の健康に悪影響を及ぼします。歯の健康をいつまでも保つことは、からだ全体の健康を守ることにもつながります。
むし歯や歯周病は、お口の中全体に広がっている細菌や歯の周辺に付着している歯垢(プラーク)が原因でおこります。日常生活で次のポイントに気をつけてお口の中のケアを心がけましょう。

      1. 歯磨き
        “食べたら磨く”習慣を身につけましょう。毎食後、丁寧に歯磨きをすることで、お口の中を清潔に保ち、細菌類が繁殖しないようにすることが、むし歯・歯周病予防の基本です。
      2. 歯間ブラシやデンタルフロスで歯垢を除去
        歯と歯の間や、歯と歯肉の境目に付いている食べかすや歯垢は、歯ブラシだけでは取れにくいため、歯間ブラシやデンタルフロスなどの用具を使って、しっかり落としましょう。
      3. 歯科医や歯科衛生士によるケアも必要
        自分では取り除けない歯垢や歯石を除去するためには、年1~2回専門クリーニングが必要です。お口の中で起きているトラブルの早期発見・治療のためにもかかりつけの歯科医をもち、定期的に歯垢や歯石のケアを受けましょう。

暮らしの情報 5月27日 熱中症予防

私たちの体は、生命の維持に最適な体温を保つため、熱を作り出したり、汗をかいたり、皮膚から熱を逃がすことで、体温の調節を行っています。ところが、気温が高いことで、身体の中の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れて、体の調整機能が正常に働かなくなります。そのため、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇するために、頭痛や吐き気等の熱中症症状が発生するのです。

特に以下の状態は熱中症になりやすいため注意です。

・高温(30度以上になると特に危険)多湿、通気が悪い
・体調が良くない、睡眠不足の時
・急に暑くなった日
・水分をまめに取っていない
・炎天下で運動している時 等

 

下記の事柄に気を付けて、今からしっかり熱中症予防をしましょう。

・室内環境を整えましょう
扇風機やエアコンを使った温度調整、こまめな換気、室温の確認、遮光カーテン・すだれ等で室温を下げる工夫を

・体に優しさを
ミネラルを含んだ麦茶などで水分補給、十分な休息、こまめな体温測定(特に体温調整が十分でない高齢者や子供)、保冷剤・氷・冷たいタオル等による体の冷却(首筋や脇の下)

・外出時の対策を忘れずに
日傘や帽子の着用、日陰の利用とこまめな休憩(水分補給)、通気性が良く吸湿・速乾性のある衣服の着用

 

暮らしの情報 5月13日 未然に防ぐ5月病対策

新年度を迎え、新社会人をはじめ転職や異動など新しい環境で仕事を始める人も多いことでしょう。心機一転、「よし、頑張るぞ!」とエネルギーが湧いてくるものです。しかし、ゴールデンウィークを過ぎてひと段落する頃から、にわかに「やる気が出ない」「ふさぎこむ」という症状が現れる人がいます。俗にいう「5月病」です。

研修を経て5月から実際に仕事を始めるという新社会人の場合、これらの症状が6月に見られるため、「6月病」とも呼ばれます。5月病、6月病のいずれにしても、環境の変化に伴う心身の負担、ストレスが主な原因です。

5月病には以下のような症状が見られます。

・やる気が起きない
・体がだるい
・思考力、集中力の低下
・ネガティブ思考になる
・頭痛、腹痛
・食欲低下

 

「5月病」の多くは一過性の症状であり、適度な休息などで改善されることがほとんどです。ただし、会社や仕事が苦痛に感じるなど、仕事に支障が出るような重症の場合は早めに医療機関を受診しましょう。

※「5月病」は正式な医学用語ではありません。医療機関では「適応障害」「軽度のうつ」といった診断名がつけられることもあります。

 

暮らしの情報 4月22日 日本人のがん予防

人間の体は、多くの細胞からできています。その細胞は、毎日、遺伝子をコピーして新しく生まれ変っていますが、その過程で遺伝子に傷がつき、異常な細胞ができることがあります。これが細胞の突然変異です。こうした“コピーミス”でできた細胞が増殖して体を弱らせてしまう状態が「がん」という病気です。

日本人に多くみられるがんは、「胃がん」「肺がん」「大腸がん」「前立腺がん」「肝臓がん」「乳がん」「子宮がん」などがあげられますが、近年では「大腸がん」「前立腺がん」「乳がん」などが増加している傾向が見られます。また、「子宮がん」のうち「子宮頸がん」は20~30歳代で増加しています。がんは生活習慣によるところが大きいわけですが、中でもキーポイントとなるのが「禁煙」と「食習慣改善」です。

喫煙は、たばこを吸う人のみならず身近にいて煙を吸う人(受動喫煙者)のがんのリスクも高めます。喫煙によって起こりやすいがんは「肺がん」のみならず、「口腔がん」「咽頭がん」「食道がん」「膵臓がん」など多種あります。今すぐに禁煙を始めましょう。

一方、食習慣の改善のためには、塩分や動物性脂肪が高い食品を控え、野菜や果実を十分に摂取すること。また、免疫力をアップさせる食品、たとえばきのこや豆類などを積極的に取り入れましょう。

がん患者が増える一方で、医学の進歩により治療技術や薬も開発が進んでいます。何といっても、がんは早期発見・早期治療がカギとなります。定期的にがん検診を受け、早くみつけることが大切です。

 

暮らしの情報 4月8日 春は心身の疲労に注意

春は、気候はもちろんのこと、新しい職場や新しい仲間、引越など「変化」の多い季節です。気温高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、いきなりの変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまい、メンタル面を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。

このような症状が出ていたら要注意です。

・不安や心配が頭を離れない
・食欲がない、または過食してしまう
・すぐ疲れる
・何事にも興味がわかず、楽しくない
・寝つきが悪い、またはよく眠れない
・今までになかったような、仕事上のミスをおこす
・だるさが続く
・物事に集中できない
・気持ちが張り詰めている

 

下記の事柄を心がけて、心のバランスを整えましょう。

1. 生活のリズムを整える
ポイントとなる時間は3つ「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。

2. 栄養バランスのよい食事をとる
ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実が不足しないよう心がけましょう。

3. 休養をとる
休日には何もしない、のんびりした時間も必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけましょう。

4. 体温調節をしっかりと
気候が不安定な春には、「薄物の重ね着」を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。暑さや寒さもストレスになります。

 

暮らしの情報 3月11日 目をいたわる生活を

近年、パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間見続けて、目の疲れを感じる人が多くなってきています。また加齢とともに白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの目の病気にかかる人も増えています。

疲れ目は、主に「目の使いすぎ」がきっかけになって起こります。次のような症状が現れたら、目の使いすぎかもしれません。

・目が疲れていると感じる
・目が乾いていると感じる
・目やにが出る
・目がかすむ
・視力が低下してきた
・ものが見えにくくなってきた
・肩がこりやすい

下記の事柄を心がけて、日常生活での目の疲れを抑えましょう。

1. 目を休ませる
・モニターを見ながらの作業や読書などを1時間続けたら10分間休憩する
・まばたきをゆっくりと繰り返して目のストレッチを行ったりする

2. 目にやさしい食事をとる
・バランスのよい食生活を心がける
・目の健康維持に必要とされる栄養素を含む食材をしっかりとる

3. 眼科検診を受ける
・目の健康状態をチェックするために、眼科で定期的に検診を受ける