暮らしの情報 4月22日 日本人のがん予防

人間の体は、多くの細胞からできています。その細胞は、毎日、遺伝子をコピーして新しく生まれ変っていますが、その過程で遺伝子に傷がつき、異常な細胞ができることがあります。これが細胞の突然変異です。こうした“コピーミス”でできた細胞が増殖して体を弱らせてしまう状態が「がん」という病気です。

日本人に多くみられるがんは、「胃がん」「肺がん」「大腸がん」「前立腺がん」「肝臓がん」「乳がん」「子宮がん」などがあげられますが、近年では「大腸がん」「前立腺がん」「乳がん」などが増加している傾向が見られます。また、「子宮がん」のうち「子宮頸がん」は20~30歳代で増加しています。がんは生活習慣によるところが大きいわけですが、中でもキーポイントとなるのが「禁煙」と「食習慣改善」です。

喫煙は、たばこを吸う人のみならず身近にいて煙を吸う人(受動喫煙者)のがんのリスクも高めます。喫煙によって起こりやすいがんは「肺がん」のみならず、「口腔がん」「咽頭がん」「食道がん」「膵臓がん」など多種あります。今すぐに禁煙を始めましょう。

一方、食習慣の改善のためには、塩分や動物性脂肪が高い食品を控え、野菜や果実を十分に摂取すること。また、免疫力をアップさせる食品、たとえばきのこや豆類などを積極的に取り入れましょう。

がん患者が増える一方で、医学の進歩により治療技術や薬も開発が進んでいます。何といっても、がんは早期発見・早期治療がカギとなります。定期的にがん検診を受け、早くみつけることが大切です。

 

暮らしの情報 4月8日 春は心身の疲労に注意

春は、気候はもちろんのこと、新しい職場や新しい仲間、引越など「変化」の多い季節です。気温高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、いきなりの変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまい、メンタル面を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。

このような症状が出ていたら要注意です。

・不安や心配が頭を離れない
・食欲がない、または過食してしまう
・すぐ疲れる
・何事にも興味がわかず、楽しくない
・寝つきが悪い、またはよく眠れない
・今までになかったような、仕事上のミスをおこす
・だるさが続く
・物事に集中できない
・気持ちが張り詰めている

 

下記の事柄を心がけて、心のバランスを整えましょう。

1. 生活のリズムを整える
ポイントとなる時間は3つ「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。

2. 栄養バランスのよい食事をとる
ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実が不足しないよう心がけましょう。

3. 休養をとる
休日には何もしない、のんびりした時間も必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけましょう。

4. 体温調節をしっかりと
気候が不安定な春には、「薄物の重ね着」を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。暑さや寒さもストレスになります。

 

暮らしの情報 12月25日 年末年始のアルコール

年末年始になると、お酒を飲む機会が増える人も多いかもしれません。しかし、できるだけ適量を守り、飲みすぎと飲み方に注意しましょう。多量のお酒を一息に飲み干す一気飲みなどは、急性アルコール中毒を起こし、意識レベルが低下し、嘔吐や呼吸状態の悪化を招き、場合によっては命にかかわることもあります。

体の中でアルコールによる影響を最も受けやすいのは肝臓です。肝臓は、アルコールを分解したり、余ったエネルギーを中性脂肪として蓄えたりする働きがあります。
しかし、アルコールのとりすぎによって、摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ると、余ったエネルギーは肝臓に運ばれて中性脂肪になり、どんどん肝臓にたまり、脂肪肝を招きます。

お酒の飲みすぎが、肥満を招いている場合も見受けられます。お酒と一緒に高カロリーなつまみをとり、摂取カロリーがオーバーしがちだからです。
また、長期間にわたる飲酒は血圧を上げ高血圧の原因になると考えられています。加えてアルコールそのものの作用や代謝に伴い、血糖値にも影響を与えるので糖尿病のリスクも高めてしまいます。飲みすぎは生活習慣病を招くことにつながるので、気をつけましょう。

お酒は、食事といっしょに適量を楽しむことが一番です。麦や米などを原料とするので糖質などの栄養素があるものの、お酒は「エンプティカロリー」といわれ、カロリーはあっても栄養成分はほとんどありません。適度な量のたんぱく質や糖質、野菜をバランスよく食べながら、お酒を楽しむようにしましょう。冷奴や枝豆、お刺身やあぶら身の少ないお肉、ゆでたり蒸したりした野菜など、カロリーを抑えた料理がおススメです。

 

暮らしの情報 12月11日 血圧を上げないための生活習慣

日ごろから血圧の管理はできていますか。成人における血圧値の分類で「至適血圧」とされるのは収縮期血圧が120mmHg未満かつ拡張期血圧が80mmHg未満です。
高血圧の90%は原因不明とされていますが、次のような生活習慣が血圧を上げることが分かっています。

・血圧と塩分の関係
・肥満は血圧上昇を招きやすい
・喫煙や過度の飲酒、運動不足
・自律神経の乱れ

下記の事柄に気を付けて、血圧が上がらない生活習慣を心がけましょう。

  1. 1日の塩分摂取量は7~8gがめやすです。塩分の多いインスタント食品、加工食品は避けましょう。
  2. カリウムをしっかりとりましょう。カリウムや食物繊維には塩分を排出するはたらきがあります。
  3. 食事は1日3食、規則正しくとりましょう。不規則な食事や食べ過ぎ、早食いなどは肥満につながります。
  4. タバコは吸わない、お酒はほどほどにしましょう。タバコを吸うと、末梢血管が収縮するため血圧が上がります。お酒の飲み過ぎは血圧の上昇、カロリー過多を招きます。
  5. お風呂はぬるめの湯にしましょう。あつい湯は血管を収縮させて血圧が上がります。湯加減は冬場でも40℃前後にしましょう。
  6. 脱衣所やトイレなどの室温差に気を付けましょう。急激な温度変化は血圧によくありません。
  7. ストレスは交感神経を刺激し、血圧を上げる原因となります。自分に合ったリラックス法を見つけ、上手・にストレスをコントロールしましょう。
  8. しっかり睡眠をとりましょう。睡眠中の血圧は低くなります。睡眠不足になると血圧が高い状態が続き、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。
  9. 適度な運動を取り入れましょう。ウォーキングや水泳といった有酸素運動は血流が良くなるうえ、降圧作用のある体内物質やホルモンの分泌を促します。

暮らしの情報 11月20日 冬の水分補給

人間の体の約60%は水分です。毎日食べ物や飲み物などから2~2.5リットルの水分を摂取し、尿や便、汗などで同じくらいの量の水分を体から排出しています。これは季節が変わってもあまり変化ありません。ですからこの時期、熱中症の危険は去りましたが、水分補給の重要性は夏場と変わってはいないのです。

寒くなってきてからというもの、職場で、街中で、風邪を引いている人をよく見かけるようになりました。風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も大事な予防策のひとつです。風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動します。反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。

水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます。また、風邪をひいてしまったら発熱や食欲低下、下痢、嘔吐などの症状により体からの水分排出が多くなりますので、普段以上にきちんと水分を補給するようにしましょう。

また、冬場には脳卒中や心筋梗塞の発症が増えます。これは寒くなって血圧が上昇することも一因ではありますが、水分補給も大いに関わっています。寒くなって汗をかかなくなり、のどの乾きを自覚しにくくなる冬場は水分摂取が少なくなります。水分摂取が少ないと、血液の粘度が上がり、いわゆる「ドロドロ」の状態となります。ドロドロ血液によって血管が詰まりやすくなり、結果として脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。

脳卒中、心筋梗塞予防のためにも、冬場も水分補給をしっかりしましょう。